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逗子海岸 完全ガイド:アクセス・海の家・SUP体験まで

逗子海岸 完全ガイド:アクセス・海の家・SUP体験まで

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Area逗子海岸
Address神奈川県逗子市新宿1丁目
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約850mの砂浜が弧を描く逗子海岸(正式名称:逗子海水浴場)は、「太陽が生まれたハーフマイルビーチ」の愛称で親しまれています。遠浅で波が穏やかなため小さな子ども連れでも安心して過ごせ、国際環境認証「ブルーフラッグ」を4年連続(2022〜2025年)で取得したビーチでもあります。

筆者は逗子生まれ逗子育ちで、この海を子供の頃からずっと見てきました。今も週末になれば海に出ているんですが、何度来ても新しい発見があるのが逗子海岸のおもしろいところなんです。SUP・シーカヤック・ウインドサーフィンの老舗スクールも揃い、マリンスポーツの拠点としても知られています。

この記事は、逗子海岸を初めて訪れる方・マリンスポーツに興味はあるが未体験の方に向けて書いています。アクセス方法から海の家の使い方、主要マリンスポーツ3種の体験スクール情報、季節別の楽しみ方まで、逗子海岸の全てをまとめてご紹介します。

逗子海岸が愛される3つの理由

逗子海岸が地域に根ざした長年の人気を誇る理由は、大きく3つにまとめられます。遠浅・波穏やかな地形、国際認証が示す環境品質の高さ、そして通年楽しめるマリンスポーツ環境です。

遠浅で波が穏やか:砂浜の素材は小細砂で、砂利や貝殻が少なく歩きやすいのが特徴です。波は穏やかで、小さな子どもが水に入っても保護者の目の届く範囲で安全に遊べます。筆者がスクール運営をしていた頃、初めて海に触れる子どもたちを最初に連れてくる場所として逗子海岸を選んでいたのも、この遠浅の地形があったからなんです。

ブルーフラッグ認証4年連続取得:ブルーフラッグは、水質・安全管理・環境教育・施設サービスの4分野にわたる基準を満たすビーチに与えられる国際環境認証です。世界50か国以上・5,000か所以上が取得しており、逗子海岸は2022年に国内6番目のブルーフラッグ認証を取得。2025年まで4年連続での認証更新を達成しています。

マリンスポーツの拠点:SUP・ウインドサーフィン・シーカヤックの老舗スクールが複数集まっています。いずれも30年以上の歴史を持つスクールがあり、初心者から経験者まで対応できる環境が整っています。遊泳シーズン以外も冬用ウェットスーツを着用すれば通年でアクティビティを楽しめるのも、逗子海岸ならではの特徴です。

特徴 詳細
砂浜延長 約850m
海の特徴 遠浅・波穏やか・小細砂
ブルーフラッグ認証 2022〜2025年(4年連続取得)
主なアクティビティ SUP・ウインドサーフィン・シーカヤック・ボディボード
子ども向け設備 ライフジャケット無料貸出(約130着)、授乳室、おむつ替えベッド

アクセスと基本情報

逗子海岸へのアクセスは、JR逗子駅または京急逗子・葉山駅から徒歩約15分が基本です。夏の週末は車での来場は渋滞・駐車場満車の可能性が高いため、電車利用を強くおすすめします。

電車でのアクセス:JR横須賀線の逗子駅東口から徒歩約15分。逗子駅東口を出て県道沿いに南下するルートが一般的ですが、駅西口から逗子銀座商店街を抜けるルートも地元では定番です。商店街の屋根付きアーケードを通りながら、老舗の洋菓子店やカフェで軽食を買っていくのがおすすめの過ごし方なんですよ。京急逗子線の逗子・葉山駅北口からも徒歩約15分でアクセスできます。

バスは逗子駅から片道200円。荷物が多いときや小さな子ども連れには便利ですが、夏のシーズン中は混雑します。

車でのアクセス:横浜横須賀道路の逗子ICから約3km。海岸周辺には民間駐車場が約150台分ありますが、夏の週末は朝から満車になります。公共交通機関でのアクセスを強くおすすめします。

基本情報一覧

項目 詳細
正式名称 逗子海水浴場(逗子海岸)
所在地 神奈川県逗子市新宿(しんじゅく)1丁目
開設期間 6月下旬〜8月31日(2025年実績:6月27日〜8月31日、66日間)
遊泳時間 9:00〜17:00
監視体制 ライフセーバー・看護師常駐
トイレ 常設3か所+仮設2か所
授乳室・おむつ替えベッド 組合事務所に完備
子ども用ライフジャケット 無料貸出(約130着)
無料シャワー 監視所前・東トイレ(15:00〜16:00)
公式サイト 逗子海水浴場公式

※開設期間・遊泳時間は年度によって変更となる場合があります。最新情報は逗子海水浴場公式サイトまたは逗子市公式サイトでご確認ください。

知っておきたいルールとマナー

逗子海岸は独自の厳しいルールによって安全で快適な環境を維持しています。ルールが守られているからこそ、家族連れが安心して過ごせる海岸になっているんです。初めて訪れる方も、事前に確認しておいてください。

砂浜での主な禁止事項

禁止事項 詳細
飲酒 砂浜では終日禁止。海の家の中での飲酒は可
BBQ・直火 終日禁止
音響機器 スピーカー等の持ち込み・使用禁止
タトゥー・刺青の露出 Tシャツ着用必須
喫煙 全エリア禁止
車・バイク・自転車の乗入 禁止
ドローン 禁止
遊泳区域内の釣り 禁止

マリンスポーツのルール

サーフィン・SUPは遊泳時間帯(9:00〜17:00)の遊泳区域内では禁止です。ボディボードは遊泳区域内での使用も可能ですが、フィンの使用は禁止されています。花火は22時まで可能です(所定エリアのみ)。

飲酒禁止・音楽禁止という一見厳しいルールに戸惑う方もいると思いますが、このルールのおかげで過度な騒音や酔客トラブルのない穏やかな雰囲気が保たれています。子ども連れで利用するには最適な環境なんです。

海の家ガイド

2025年シーズンも約35〜38軒の海の家が営業しました。料金体系は全店共通の一律料金制が採用されており、どの海の家を選んでも料金の目安がわかりやすいのが特徴です。また、2021年度からリユースカップが全店舗に導入されており、環境への配慮も行き届いています。

料金と営業時間

項目 料金・詳細
大人 1,800円(荷物預かり・更衣室・休憩込み)
子供 1,000円(荷物預かり・更衣室・休憩込み)
営業時間 〜20:00(8月1日〜17日は21:00まで)

注目の海の家

ハッピーゴーラッキーは地元で長年親しまれている海の家のひとつです。フィッシュ&チップスやグリーンカレーといった本格フードが揃っています。

ヴィヴィアナリゾートクラブは南国リゾート風の雰囲気で、テラスが約100名収容できる広さ。グループや家族での利用に向いています。

CAFE TUNEはアメリカ西海岸のフードカルチャーをテーマにしたスタイリッシュな店構えで、こだわりのフードメニューが楽しめます。

地元の使い方のコツ

平日の午前中は砂浜が比較的ゆったりしているので、海の家でデッキチェアを確保して午前中いっぱい過ごすのが筆者の定番の楽しみ方です。また、テイクアウトメニューを購入して砂浜のシートで食べるのもおすすめですよ。

マリンスポーツ体験ガイド

逗子海岸は、SUP・ウインドサーフィン・シーカヤックの老舗スクールが集まるマリンスポーツの拠点です。いずれのスクールも初心者向けのカリキュラムが充実しており、「泳げるか不安」「初めてで怖い」という方でも安心して始められる環境が整っています。全スクールでライフジャケットの着用が必須となっており、安全面も徹底されています。

体験に必要な持ち物と装備について:ウェットスーツとライフジャケットは全スクールでレンタルに含まれており(追加料金不要)、道具は全て用意されています。持ち物は水着・タオル・日焼け止めの基本セットがあれば大丈夫です。季節によるウェットスーツの目安は、春・秋はフルスーツ(5mm程度)、夏はスプリングまたはラッシュガード対応が一般的です。手ぶらで体験できるのが逗子のスクールの良いところです。

スクールで長く教えてきた経験からひとつ言えることは、逗子海岸はシーズンによってコンディションがかなり変わるということです。春(3〜5月)は人が少なく波が安定していて、初心者が集中して練習するのに最適な時期。夏(7〜8月)は遊泳時間帯(9:00〜17:00)の遊泳区域でのSUP・サーフィンは禁止されるため、スクールレッスンは早朝・夕方になります。秋(9〜11月)は人が引いて再び波が落ち着き、サンセット方向への視界も抜群です。冬はドライスーツやウェットスーツが必要ですが、富士山がくっきり見える日が多くて、個人的にはむしろ好きな時期なんです。

SUP(スタンドアップパドルボード)

SUPは、ボードの上に立ってパドルで漕ぐウォータースポーツです。波がなくても楽しめるため、マリンスポーツの中で最も始めやすい部類に入ります。立って漕ぐことで海面より高い目線から逗子の海を眺められるのが、筆者がSUPを一番に勧める理由なんです。晴れた日には正面に富士山も見えて、それだけで来た価値があります。

フェザーファクトリー公式サイト)は体験レッスンの所要時間が約2時間(海上レッスンは約1時間30分)で、料金は5,500〜6,600円。参加対象は13歳以上。早朝・午前・午後の3部制で、レッスン中に撮影した写真データのプレゼントサービスも好評です。予約は前日17時までに受け付けています。

マリーンブルー公式サイト)は30年以上の実績を持つスクールで、2階建てのクラブハウスと温水シャワーを完備しています。SUP体験料金は5,400〜6,600円、所要時間は約2時間です。定休日・電話番号は公式サイトでご確認ください。

ウインドサーフィン

風を帆で受けてボードを滑走させるウインドサーフィンは、風の強弱によって表情が変わる奥深いスポーツです。逗子海岸は安定した海風が吹く日が多く、練習環境に恵まれています。

マリーンブルー公式サイト)では未経験者向けの午前レッスンを実施しており、午後には追加スクール(3,300円)も選択できます。

逗子ウインドサーフスクール公式サイト)は約50年の歴史を持つ、日本でも屈指の専門スクールです。JWA(日本ウインドサーフィン協会)公認のインストラクターが在籍しており、半日5,500円(税込・通常期)、ピーク期(GW・7〜9月)は7,700円で受講できます。対象は小学5年生以上。定休日・電話番号は公式サイトでご確認ください。

シーカヤック

シーカヤックは、海面のすぐ近くでパドルを漕ぎながら海の景色を楽しめるアクティビティです。1人乗りと2人乗りがあり、親子や友人とペアで楽しめます。波をかぶることなく進めるため、濡れるのが苦手な方にも向いています。

逗子シーカヤックスクール公式サイト)はACA(アメリカカヌー協会)公認スクールで、15年以上・延べ1万人以上の指導実績を持ちます。半日コースが7,200円(小学生3,600円)、1日コースが13,400円。火曜定休、逗子駅から徒歩13分の場所にあります。電話番号は公式サイトでご確認ください。

スクール比較一覧

種目 スクール名 体験料金 所要時間 対象年齢 備考
SUP フェザーファクトリー 5,500円〜6,600円 約2時間 13歳〜 道具込み
SUP マリーンブルー 5,400円〜6,600円 約2時間 要確認 メンバー制あり。初回体験希望は公式サイトで要確認
ウインドサーフィン マリーンブルー 要確認 半日 要確認 メンバー制あり。初回体験希望は公式サイトで要確認
ウインドサーフィン 逗子ウインドサーフスクール 5,500円〜(通常期・税込) 半日〜1日 小学5年生〜 ピーク期(GW・7〜9月)は7,700円〜
シーカヤック 逗子シーカヤックスクール 7,200円〜(半日) 半日〜1日 要確認 小学生は3,600円〜

※料金・スケジュールは変動することがあります。最新情報は各スクールの公式サイトでご確認ください。

季節別の楽しみ方

逗子海岸は夏だけのビーチではありません。春から冬まで、それぞれの季節に合った楽しみ方があります。

春(3〜5月):マリンスポーツのベストシーズン

人が少なく波も穏やかな春は、SUPやシーカヤックを始めるのに最適な季節です。砂浜が静かで、海とゆっくり向き合える時期なんですよ。水温は16〜19度前後。ウェットスーツ着用で快適に楽しめます。

GW期間(4月下旬〜5月上旬)には砂浜に大スクリーンが設置される逗子海岸映画祭が開催され、逗子ならではの屋外上映の雰囲気を楽しめます。5月22日には逗子海岸花火大会(2025年は第68回、約7,000発)が開催されます。海を背景に打ち上がる花火は、海岸ならではの迫力です。

夏(6〜8月):海水浴・海の家・ウォーターパーク

逗子海岸が最も賑わうシーズンです。海水浴・海の家・ウォーターパーク(海上アスレチック)と楽しみ方が充実しています。水温は22〜26度。ラッシュガードや水着で入れる季節です。

ウォーターパークは45分制(大人2,000円・小中学生1,000円、身長110cm以上・小学生以上対象)で、波に揺れながら海上のアスレチックに挑戦できます。

混雑を避けたい場合は、平日の午前中がおすすめです。早めに到着できれば砂浜にゆとりがあり、海の家も比較的スムーズに利用できます。

秋(9〜11月):サンセットSUPと静かな海

海水浴シーズンが終わると逗子海岸は一気に落ち着きを取り戻します。この時期のサンセットSUPクルージングは格別なんです。夕焼けに染まる相模湾をボードの上から眺める景色は、他のシーズンでは味わえません。水温は20〜23度。ウェットスーツがあると安心です。

秋にはナイトウェーブ(波と光のアートイベント)が開催されることがあります(例年10〜11月頃。ただし開催されない年もあるため、最新情報は逗子市公式サイトでご確認ください)。

冬(12〜2月):富士山と海の散歩道

冬の逗子海岸は、空気が澄んでいて富士山がくっきり見える日が多いんです。砂浜を散歩するだけでも清々しい気持ちになります。朝7時の逗子海岸は特に最高で、誰もいない砂浜に波の音だけが響く——あの時間は逗子に住んでいる人間の特権だと思っています。水温は14〜16度。5mmフルスーツが必須です。マリンスポーツも冬用ウェットスーツがあれば通年対応可能です。

周辺のおすすめスポット

逗子海岸を訪れたついでに、周辺のスポットも合わせて楽しんでください。

**逗子マリーナ(リビエラ逗子マリーナ)**は海岸から徒歩約15分、小坪エリアに位置します。ヤシの木並木とヨットハーバーが特徴の施設で、海外のマリーナリゾートのような雰囲気です。撮影スポットとしても人気があり、夕方の光の中に映えるヨットの風景は逗子海岸とはまた違った表情を見せてくれます。

披露山公園は標高約92mの展望台から、相模湾・富士山・江の島を一望できる場所です。逗子海岸から車で約10分。地元の人が朝の散歩コースとして利用することも多く、秋〜冬の晴れた日は特に眺望が良いです。

なぎさ橋珈琲公式サイト)は逗子海岸を眺望できるカフェレストランです。SUPの後に立ち寄るのが筆者の習慣になっているんですが、潮風の後のコーヒーはひとしおですよ。

逗子銀座商店街は逗子駅から海岸へ向かう途中にある屋根付きアーケードの商店街です。老舗の洋菓子店やカフェが並び、雨の日も散策できます。海岸に向かう前に飲み物や軽食を調達するのにちょうど良い場所です。

逗子海岸周辺には、自然を楽しめるハイキングコースや地元グルメも充実しています。当サイトの自然・ハイキンググルメ・カフェカテゴリもあわせてご覧ください。

まとめ

逗子海岸は、「泳ぐだけの夏の海」ではありません。ブルーフラッグ認証が示す環境品質の高さ、初心者でも始めやすいマリンスポーツ環境、家族連れが安心できるルールの整備——これらが重なって、春から冬まで一年中楽しめる場所になっています。

ルールが守られた穏やかな砂浜で、子どもたちが水遊びをして、大人はデッキチェアでゆっくりする。そういう当たり前の光景が成立するビーチって、実はなかなか少ないんです。

逗子海岸が特におすすめなのは、こういった方々です——小さな子どもと安心して過ごしたいファミリー、マリンスポーツに一度挑戦してみたいが一人では踏み出せない初心者、そして「穏やかな雰囲気の海でゆっくり過ごしたい」という方。それぞれのニーズにきっと応えてくれる場所です。

マリンスポーツに興味がある方は、まず体験スクールのページをのぞいてみてください。筆者自身、最初にSUPに乗ったときの感動が今でも忘れられないんです。逗子の海は何度来ても新しい発見があります。ぜひ一度足を運んでみてください。

マリンスポーツ体験予約・最新情報の確認先

※本記事の情報は2026年2月時点での調査に基づいています。料金・営業時間・開設期間・スクールの対象年齢等は変更される場合があります。お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

三浦 航太

逗子生まれ逗子育ち。元SUP・カヤックインストラクター。逗子の海を子供の頃から知り尽くしたアウトドアライターです。