グルメ・カフェ

小坪漁港の海鮮ランチ2選:逗子で地魚を味わう

|更新: 2026-02-27 14:15:46|岸本 彩|グルメ・カフェ
小坪漁港の海鮮ランチ2選:逗子で地魚を味わう

Shop Info

Area小坪
Address神奈川県逗子市小坪5丁目
View Map →

逗子市で唯一の漁港・小坪漁港。鎌倉時代から続くこの漁師町の目の前に、獲れたての地魚を堪能できる食堂が2軒あります。1,000円以下で漁港メシが楽しめる「めしやっちゃん」と、好きな刺身を選んで定食にできる「ゆうき食堂」。どちらも地元で長く愛されているお店です。逗子で海鮮ランチを探している方に、筆者が通い続けている両店の魅力と使い分け方をお伝えします。

小坪漁港とは — 逗子唯一の漁師町

小坪漁港は逗子市の西部、逗子海岸と鎌倉・材木座海岸の間にある小坪湾に位置しています。逗子市唯一の漁港であり、その歴史は鎌倉時代にまでさかのぼります。現在も5トン未満の小型漁船による沿岸漁業が営まれており、逗子市唯一の地場産業でもあります。

小坪の三大特産品は地だこしらすサザエです。小坪の地だこは岩場に住む真だこを漁師が丁寧に漁獲しており、身が締まって風味が濃いのが特徴。サザエやアワビは「みづき漁(覗突漁)」と呼ばれる伝統的な採貝漁で獲られています。

食堂で注文するときに旬を知っておくと、より一層楽しめます。

魚介 旬の時期 おすすめの食べ方
しらす 3月中旬〜12月(1〜3月上旬は禁漁) 生しらす丼(春〜初夏が格別)
地だこ 4月〜11月 刺身・煮物・天ぷら
サザエ 通年 つぼ焼き・刺身
アオリイカ 6月頃 刺身(船上市場でも購入可)

小坪漁港では漁師による直売も行われており、タイミングが合えば採れたての魚介を購入できます。6月頃にはアオリイカの船上市場も開催され、地元の人たちで賑わう逗子の風物詩になっています。

めしやっちゃん — 1,000円以下で漁港メシを満喫

小坪漁港のすぐ目の前、逗子マリーナの入口付近にある「めしやっちゃん」は、1,000円以下でお腹いっぱい海鮮が食べられる食堂です。

2026年1月の平日昼に訪問したときの流れを紹介します。入店したらまずカウンター上の黒板メニューを確認してください。その日の水揚げや仕入れによってメニューが変わるので、黒板がそのまま「今日のおすすめ」です。常連さんは入口で立ち止まってまず黒板を眺めるのがお決まりの光景。食券を購入して席に着くスタイルなので、初めてでも気負わず入れます。

筆者がよく注文するのはしらす丼地だこの刺身。特にしらすの旬である春から初夏に訪れると、ぷりぷりの生しらすが山盛りで出てきます。地だこは噛むほどに旨みが広がり、コリッとした歯ごたえの後に甘みが追いかけてくる小坪ならではの味わいです。1,000円以下でこのボリュームは、逗子の海鮮ランチとしてはかなりお得だと感じています。

店内はコンクリートの壁にプラスチック製のテーブルが並ぶ、飾らない漁港食堂の雰囲気。窓越しに小坪の海が見え、潮の香りがかすかに漂います。小さなお子様連れの家族も多く、地元の常連さんが「今日は何がある?」と黒板を覗き込む姿もよく見かけます。

めしやっちゃん 基本情報

項目 内容
店名 めしやっちゃん
住所 神奈川県逗子市小坪5-9-1
営業時間 ランチ 11:30〜14:00 / ディナー 17:00〜20:00(夏季・土日祝のみ)
定休日 基本は年中無休(天候・仕入れ状況により臨時休業あり。訪問前に電話確認がおすすめ)
電話 0467-25-4302
予算 1,000円以下
予約・テイクアウト 不可
駐車場 なし
注文方法 食券制
公式サイト めしやっちゃん

※ 2026年2月時点の情報です。営業時間は季節により変動する場合があります。

ゆうき食堂 — 好きな刺身を選んで自分だけの定食を

めしやっちゃんから徒歩2分ほど、同じく逗子マリーナの入口近くにある「ゆうき食堂」。こちらの最大の魅力は、その日の入荷により10〜15種類ほどの刺身から好きなものを選んで定食にできるスタイルです。

レジで注文する前払い制で、壁に貼られたメニューからマグロ、ブリ、地アジ、地マダイ、地だこ、サーモン、しめさば、カツオのたたき、ネギトロなど、その日のラインナップを見て刺身を選びます。2点盛り・3点盛りと組み合わせを選べるので、あれこれ迷う時間も楽しいものです。

筆者のおすすめは刺身2点盛り定食で、地アジと地だこを選ぶ組み合わせ。小坪の海の恵みをダイレクトに感じられます。刺身以外ではしらす丼しらすラーメンも隠れた人気メニューです。特にしらすラーメンは他のお店ではなかなか出会えない一杯。澄んだ醤油ベースのスープにしらすの旨みがじんわり溶け込んでいて、細麺との相性も良く、一度食べると印象に残ります。

席数は20席とコンパクトですが、テラス席もあるので天気の良い日は外で食べるのもおすすめです。筆者が土曜の11時半に到着したときにはまだ席に余裕がありましたが、12時を過ぎると待ちが出ていました。予約はできないため、土日のランチタイムは12時前の到着が無難です。

ゆうき食堂 基本情報

項目 内容
店名 ゆうき食堂
住所 神奈川県逗子市小坪5-2-11
営業時間 月・水・木・金 11:30〜15:00 / 土日祝 11:30〜20:00
定休日 火曜日(祝日の場合は営業)
電話 0467-24-1682
予算 1,000〜2,000円
予約 不可
座席 20席(テラス席あり)
駐車場 なし
支払い 現金のみ(カード・電子マネー不可)

※ 2026年2月時点の情報です。営業時間は季節により変動する場合があります。

めしやっちゃん vs ゆうき食堂 — シーン別おすすめ

初めて小坪を訪れるなら、予算重視ならめしやっちゃん、刺身を自分で選ぶ楽しさを味わいたいならゆうき食堂がおすすめです。2軒とも小坪漁港エリアにあり徒歩圏内なので、それぞれの特徴を比較してみました。

比較項目 めしやっちゃん ゆうき食堂
予算 1,000円以下 1,000〜2,000円
定休日 基本は年中無休(要確認) 火曜日
ディナー 夏季・土日祝のみ 土日祝のみ
注文方法 食券制 レジで前払い
メニューの特徴 日替わり黒板メニュー 刺身を選べる定食
テラス席 なし あり
支払い 食券(現金) 現金のみ

めしやっちゃんがおすすめな人: 予算を抑えたい方、その日のおまかせを楽しみたい方、平日に訪れる方(年中無休なので安心)

ゆうき食堂がおすすめな人: 好きな刺身を自分で選びたい方、テラス席で海の空気を感じながら食べたい方、しらすラーメンなど変わり種も試したい方

筆者は「今日はおまかせ気分」のときはめしやっちゃん、「あの刺身が食べたい」と決まっているときはゆうき食堂、と使い分けています。どちらも甲乙つけがたいので、時間があれば両方訪れてみるのも一つの楽しみ方です。

小坪漁港エリアへのアクセス

バス(逗子駅から)

逗子駅東口の7番バス乗り場から、京急バス「小坪経由 鎌倉駅」行きに乗車します。所要時間は約12〜20分(時間帯や道路状況により変動)で、「リビエラ逗子マリーナ前」バス停に到着。下車すればめしやっちゃん・ゆうき食堂ともに徒歩1〜2分です。

バス(鎌倉駅から)

鎌倉駅東口の7番バス乗り場から「小坪経由 逗子駅」行きに乗車。約12分で「小坪」バス停に到着します。鎌倉観光の帰りに立ち寄るのにも便利なルートです。

京急逗子線(逗子・葉山駅から)

京急逗子線の逗子・葉山駅からはJR逗子駅まで徒歩約5分。逗子駅東口に出たらバス乗り場へ向かってください。タクシーを利用する場合は逗子・葉山駅から直接小坪漁港エリアまで約10分です。

車の場合

小坪海浜地駐車場(逗子市小坪5丁目、小坪コミュニティセンター裏)が利用できます。普通車47台分のスペースがあり、小坪漁港周辺では最も便利な駐車場です。めしやっちゃん・ゆうき食堂とも駐車場はないため、車で訪れる場合はこちらを利用してください。

逗子海岸から徒歩で

逗子海岸の西端から海沿いの道を歩くと、小坪漁港エリアに到着します。途中、披露山の緑と相模湾の青のコントラストが見事なので、天気の良い日は散歩がてら歩いて向かうのもおすすめです。

小坪エリアで合わせて訪れたいスポット

海鮮ランチの前後に立ち寄れる、小坪漁港周辺のスポットを紹介します。

リビエラ逗子マリーナ: めしやっちゃん・ゆうき食堂からすぐの場所にあるマリーナ。ヤシの木が並ぶ敷地内は散策自由で、相模湾と富士山を一望できます。食後の散歩にちょうどいいスポットです。

小坪海浜地公園: 駐車場に隣接する小さな公園。子ども連れなら食事の前後にひと遊びできます。小坪湾を見渡せるベンチもあり、のんびり過ごすのに最適です。

漁師直売: 小坪漁港では漁師さんが獲れたての魚介を直売していることがあります。タイミング次第ですが、しらすやサザエ、地だこなどをお土産に買って帰れます。6月頃には船上でアオリイカを販売する船上市場も開催されるので、事前に逗子市公式サイトで日程を確認してみてください。

食事と散策を合わせて、半日かけてゆっくり小坪エリアを楽しむのがおすすめです。逗子海岸から小坪漁港へ海沿いを歩き、ランチを食べてマリーナを散策する——筆者のお気に入りの休日コースです。

まとめ

小坪漁港エリアは、逗子の「食」の原点ともいえる場所です。鎌倉時代から続く漁師町で、今も毎日新鮮な魚介が水揚げされています。

めしやっちゃんで気軽に漁港メシを楽しむもよし、ゆうき食堂で好きな刺身を選んでじっくり味わうもよし。どちらを選んでも、逗子の海が育んだ地魚の美味しさを実感できるはずです。

逗子海岸で海を満喫した後のランチに、または鎌倉からの帰り道に、ぜひ小坪漁港エリアに足を延ばしてみてください。漁港の潮風を感じながら食べる海鮮は、それだけで特別な一食になります。

岸本 彩

逗子在住12年。元グルメ雑誌編集者の経験を活かし、逗子・葉山エリアの飲食店を年間150軒以上訪問。お店の人の思いとこだわりを伝えます。